『考える/分類する〈日常生活の社会学〉』ジョルジュ・ペレック[阪上脩訳]
(2000年2月1日刊行,法政大学出版局[りぶらりあ選書],東京,vi+143pp.,本体価格1,800円,ISBN:4588022024)
原著:Georges Perec 1985. Penser/Classer. Hachette, Paris.
本書はペレックの遺著であり、書名となったエッセイ《考える/分類する》は最後におさめられている。所収されている13のエッセイはそれぞれ題材が一見ばらばらで、都市論から料理論にいたるまで跳躍する。各エッセイに付けられた奇妙なタイトルは、エリック・サティの音楽を髣髴とさせる。しかし、その底流には、「日常生活における分類」という共通のテーマが横たわっている。【考える/分類する】とはどういう意味か?−それは:
「私は分類する前に考えるのか、考える前に分類するのか。考えることをどうやって分類するか。分類しようとするとき。どう考えるのか」(p.119)
というペレックの言葉によく表わされている。
—『考える/分類する〈日常生活の社会学〉』 - leeswijzer: boeken annex van dagboek
このペレックの最後の本はそのうち買うつもりでいて、そのまま何となく買いそびれてしまっている内に出版社にも在庫なしになってしまったものの一つだ。
最近の福岡伸一氏新著、三中信宏さんの来月出る新著、そして外山滋比古さんのプチブームと、分類や分けることと理解すること考えることに関するエッセイがちょっとした盛り上がりと見せているのだから、是非ともこの本の刷りを再開して欲しいと思う。
(via kashino)