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     ところで新田均『「現人神」「国家神道」という幻想』には驚いた。これは良書、優れた研究書である。なるほど、山本七平は、徳川時代における尊王思想の発展はとらえたけれど、「現人神」という語の確立は証明しえていない、というのはその通りで、新田は、天皇を現人神と見る思想は、明治末期の加藤玄智あたりに発し、昭和になって戦時体制となってから確立したとしている。これは、竹山道雄『昭和の精神史』と結論は同じだというのだが、竹山なら平川先生の岳父だから、この本は20年くらい前に読んだ。

    — http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/20090909